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2025.07.31

業界注目のブランド「nori enomoto」榎本 紀子氏が来校。大阪文化で特別講義を開催!


『絵になる小物』をコンセプトに、バッグアイテムを中心に展開する業界注目のブランド「nori enomoto」のデザイナー・パタンナー 榎本 紀子氏が来校。大阪文化生に向け特別講義が開催されました。

講義では、まず榎本氏の経歴とブランド設立の経緯を紹介。「中学生の頃から洋服に興味を持ち、大学でミシンを使う楽しさに目覚めた」と振り返り、専門学校で本格的に服作りを学んだ後、コロナ禍で自分の作りたいものを作り始めたのがきっかけだったと語りました。「最初はマスク作りから始め、その後小物やバッグのデザインに移行。洋服よりも小さなキャンバスの方が自分の感覚を表現しやすいと気づいた」と、現在の活動につながった経緯を説明されました。

デザインへのアプローチについて「頭の中で考えるよりも、実際に手を動かしてサンプルを作ることで創作が進む」と、制作を重視する手法を紹介。「曲線の美しさを特に大切にしており、使わない時でも飾っていたくなるような『絵になる小物』を目指している」というブランドの軸となるコンセプトが語られました。

講義終盤には、学生から創作に関する質問が相次ぎ、「国内外の街並みを見ることで「色」や「形」のインスピレーションとなる発見がある」「アイデアを広げるには深く考えすぎず、まず手を動かして作ってみる。失敗してもやりながら改善したらいい」とデザインから制作に展開する上での実践的なアドバイスを聞くことができました。

最後に「服飾専門学校というファッションを本格的に学べる環境を大切に。いろいろな人と関わり、インプット・アウトプットを繰り返すことが成長につながる」と学生へのメッセージが送られ、充実した講義となりました。

■榎本 紀子氏 プロフィール
1996年生まれ。共立女子大学被服学科卒業後、文化服装学院へ入学。卒業後、RAINBOW SHAKEに入社。パタンナーとして活動しつつ、2020年「nori enomoto」を開始。”絵になる小物”をコンセプトに掲げ、曲線がユニークなバッグアイテムを中心に展開。ファッション感度が高い幅広い層から支持を集めるブランドとして注目されている。

■大阪文化服装学院(OIF)
創立78年の歴史を持つ、西日本最大級のファッション専門学校。「ファッションで社会に貢献する」という経営方針のもと、近年は海外のファッションスクールとの連携を高め、国際的に活躍できる人材の育成に注力。また、世界的にDXへのニーズが高まるなか、デジタルコンテンツへの投資も積極的に行い、「国際感覚」と「デジタルスキル」を融合し、新たな価値を生み出す創造力を養成している。「日本で最も高い成果をあげ、アジアを牽引する発信力を持ち、世界から信頼されるファッション教育機関であり続ける」ことをビジョンに掲げている。

2025年に発表された、繊研新聞主催「第2回ファッションスクールアワード」では「大賞」に選出。全国No.1の評価を獲得している。