INJEKCIJAは、国際ファッションイベント「Mados Infekcija」が主催する、国際的な新人デザイナー発掘コンペティションです。既存のトレンドや商業性にとらわれず、独創的な視点や表現、構想力そのものを評価することを特徴としており、単独の最優秀賞(グランプリ)を設ける形式ではなく、その年を象徴する優れた表現を示したデザイナーが、専門審査員によって「Laureate」として選出されます。
審査には、国立美術館にも作品が収蔵される画家をはじめ、Iris van HerpenやRobert Wunのもとで経験を積んだファッションデザイナー、国際的な舞台で活動するクリエイターなど、アートとファッションを横断する多様なバックグラウンドを持つ専門家が名を連ねています。
今回発表したコレクション「Set Off – Enjoy the Change」は、榎本さんが本校在学時に制作したもので、明確なコンセプト設定と一貫した世界観が構築されている点が高く評価されました。今回の受賞は、コレクション全体を通した構想力と表現力が、アート性や独自性を重視する国際的な評価軸において認められたことを示すものです。