全国初の試みとして2022年にスタートした「韓国スタイリング研修」。
今年もスタイリスト学科2年生が、スタイリング＆フォトシューティングに挑みました。
現地では、トップスタイリストやヘアメイクアーティストからK-Fashionの最新トレンドについての講義を受け、各自が感性を生かしたスタイリング案を立案。
東大門や解放村（ヘバンチョン）エリアでフォトシューティングを実施しました。

本年度は初めて、人気ブランド「OMYO」から衣裳提供を受けるなど、K-Fashionの最前線を体感する実践的な研修となりました。

【研修プログラム】

①スタイリスト講義
講師は、韓国ファッションシーンで活躍する気鋭のスタイリストKim Jin Young 氏。ソウルファッションウィークでも数ブランドを担当。モデルとしても活動するなど、多方面で注目を集めています。
韓国ファッショントレンドや韓国でスタイリストとして活躍するためのノウハウを学びました。

当日は「OMYO」ディレクター・Kim Hee-Won氏も登壇。ブランドコンセプトや商品について解説しました。「自分のブランドを日本の学生さんがどのような表現でスタイリングされるか、大変楽しみにしています」とのメッセージが贈られました。

②ヘアメイク講義
第一線で活躍するヘアメイクアーティストKim Yumi氏が登壇。実演を通じて韓国ならではの「透明感」や「立体感」を出すためのテクニックを指導しました。

③スタイリング実習
実習は、今回もソウル特別市からの支援を受け、中区庁が運営する「DFWM Buyer Lounge」にて実施。「OMYO」と合わせるアイテムや小物などをBuyer Loungeからセレクトし、トレンドを意識しながら自らの感性でスタイリング。スタイリストKim氏の指導のもと、コンセプトやロケ地に合わせた世界観を作り込みました。

④フォトシューティング
いよいよ本番。
学生たちは、撮影現場でモデルへの衣装合わせや最終調整を行います。
韓国のフォトグラファーと連携し、街の空気感や光を生かしたフォトシューティングを行いました。
自らの手で生み出したスタイリングが、一流のプロフェッショナルとの共同作業で形になる貴重な体験となりました。

▶完成スタイリングフォトはコチラ

研修期間中は、ファッションエリアの散策やカフェ巡りをはじめ、韓国のポップカルチャーにも触れました。
6日間にわたる研修は、学生たちにとって刺激と学びに満ちた時間となりました。

本研修は、韓国・ピョンテク大学の関係者やソウル特別市、さらに OMYO やスタイリスト、フォトグラファー、ヘアメイクアーティストなど、現地の多くの方々のご支援により実現しています。
学院としても、国際的なファッション教育の現場で多彩なネットワークを築き、学生に貴重な学びの機会を提供できることを、改めて心強く感じる研修となりました。